インドの20ドルPC

日本でも発売から1年で市場の4分の1を占めたといわれる5万円小型PCで、先行する台湾企業をNECやデルなど日米勢が追随しておりますが、インドではそれを遥に上回る20ドル(約2千円)という衝撃的な価格でPCが今年の秋に登場するそうです。

インドの政府機関が音頭をとり、特に人口の3割に達する貧困層で多くを占める若者や子供をネットでつなぐ事によって教育や就労機会を増やし「経済成長を持続させる」壮大なプロジェクトだそうです。基本ソフトは1世代前のウィンドウズを使用し、半導体はインテルの安い専用品を使うそうですが、まさに価格破壊により情報格差を払拭できるイノベーションです。

これまでの米国の旺盛な消費に支えられた景気の潮目が変わり、新興国の消費を期待すべき今後は、日本の高性能で多機能であるけれど高コストによる高価格のビジネスモデルも転換点を迎えたようです。

YKKの第2ブランドとしてのARCや小粒ですがホンダのハイブリッドカー・インサイトなど、その予兆でしょうか。


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