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豚インフル、緊急事態

世界保健機関(WHO)は25日夜(日本時間26日朝)、メキシコ、米国での豚インフルエンザの人への感染を受けて同日開いた緊急委員会の結果、「最近の状況は国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」との認識で一致したとする声明を発表致しました。

メキシコ政府は25日、感染が原因とみられる死者が81人になったと発表。米でも感染者が21人に増え、世界各地で疑い例が相次ぎ、他地域への感染拡大の懸念が出てきました。

ニュージーランド政府は26日、メキシコから帰国した高校生10人が豚インフルエンザウィルスの検査で陽性反応がでたと発表し、さらに同日、イスラエルで1人、フランスで2人、スペインで3人の疑い例が発見され、いずれもメキシコから帰国した人達だという事です。

WHO緊急委員会は、新型インフルエンザのパンデミック(世界的大流行)に備えて6段階に設定されている警戒水準(フェーズ)の引き上げを協議しましたが、結論が出なかったようです。緊急委員会ではフェーズを現在の「3」(人から人への感染が全くないか極めて限定的)から「4」(人から人への感染が増加する証拠がある)に引き上げる事も協議されたようです。

米保健当局は国内で見つかったウイルスは豚、鳥、ヒトの混合型でこれまでに見つかっていないタイプで、「ヒトからヒト」への感染が起きているとの指摘で、両国で新型ウイルスによるインフルエンザが流行する恐れがあることが分かり、世界中に激震が走ったようです。

新聞報道によれば、メキシコと米国で見つかった豚インフルエンザは、警戒されている鳥インフルエンザとは別の「H1N1型」で、1918年のスペインインフルエンザを引き起こしたことで知られ、現在も「Aソ連型」として人間の間で流行しているそうです。また、今回のH1N1型は豚と人、鳥に感染するウイルスの遺伝子を併せ持つ特徴があり、豚で流行するうちに変異し新型となった可能性があるとのことです。

厚生労働省は2005年12月に、初めて新型インフルエンザ対策である「新型インフルエンザ対策行動計画」を策定しており、これは同省のホームページでも閲覧が可能であり、随時、修正され、改訂も施されています。

麻生首相も26日、首相公邸に伊藤哲朗内閣危機管理監を呼び、豚インフルエンザの感染拡大を受けて、入国審査などの水際対策や国民への情報提供を徹底するよう指示し,またウィルスの国内侵入に備えて豚インフルエンザ用のワクチン製造を早急に検討することを決めたそうです。



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